内科クリニック成功のカギ。今から開業したい人が知っておくべきポイント【後編】

内科クリニック成功のカギ。今から開業したい人が知っておくべきポイント【後編】

本記事では内科クリニックをこれから開業しようという人のために、開業前に準備しておきたいものと、経営における重要なポイントを紹介していきます。

>>内科クリニック成功のカギ。今から開業したい人が知っておくべきポイント【前編】はこちら

>>内科クリニックの経営を強化するためのポイントを解説

開業前に準備しておきたいもの

準備するものは、クリニックの診療内容に応じて異なりますが、主に以下のようなものが必要になります。

医療機器・設備

自身のクリニックのコンセプトや診療内容によって、医療機器や設備の値段は大きく変化するため、複数台導入するクリニックもあります。検査や診断に利用する内視鏡やレントゲン装置は、基本的な機能のものでも数十万円を越え、高機能のものであれば数千万円以上かかります。その他の検査・診断装置でも比較的値段は高いため、購入する際は以下のような点を重点的に考慮するべきです。

・高い効果が期待できる
・多くの現場で導入されている
・一つの機器で多くの機能を搭載している
・安全性が保証されている
・操作がかんたんでミスを誘発しにくい
・メーカー保証やアフターサービスが充実している

初期費用を抑えるために安価な機種を選んだ場合、性能が低い機種であることが多く、買いなおさなくてはいけない事態に陥ることが多いです。そのため、機器設備に関しては、機能が優秀なものを最低限必要な分を揃えて、経営が安定していくうちに新たに導入していくことがおすすめです。

施術で使う消耗品・商材

タオルやシーツ、消毒用アルコール、清掃用品などクリニックでは消耗品を数多く必要とします。特に検査や診断で使われる消耗品は、安全性と効果が確認されている商品を使用し、清潔さを維持しなければいけません。クリニックにおいて清潔感は必須条件のようなものですので、品質管理に注意を払うことで、クリニックに対する利用者の満足度や信頼の確保につながります。

同時に、適切な在庫管理も欠かせません。必要なときに物品がないと利用者に不満を与えてしまい、予約のキャンセルやリピートの停止ということにもなりかねません。消耗品の使用状況を常にチェックし、必要に応じて注文しましょう。

ホームページ

ビジネス・開業において、ホームページを作成することは欠かせません。クリニックに関する具体的な情報や、医師・スタッフの実績を掲載したウェブサイトを作成することにより、注目を集め、新規利用者の獲得につなげることが可能です。最近では無料でホームページを設立できるプラットフォームや補助金制度、さらにはホームページ制作を代行するサービスもあり、資金や知識がない人でもホームページの運用が容易に実現可能です。

画像引用元:WordPress公式サイト

WordPress(ワードプレス)は無料で多くのアクセスを獲得できるホームページを作成できます。初めてホームページを作成する人にも扱いやすく、世界中で利用されています。

メールアドレス

ビジネス用のメールアドレスは、クリニックに来た問い合わせやビジネス上のやり取りの際に必要になります。フリーメールは費用がかからず、かんたんにメールアドレスとして運用できますが、他のクリニックとの差別化、信頼性を高めるためには独自のドメインを取得するという方法もあります。

ソフトウェア

ソフトウェアの導入は、多くの利用者を相手にする場合や少人数で運営する場合に特に有効です。紙での記帳や管理では、毎回の書類作成や書類保管など多くの面で手間がかかります。カルテなども電子化することで大幅に業務の負担を軽減します。効率化のためのソフトウェアは、サポートや費用、機能など自分のクリニックにあったものを選ぶと、より効果的です。

RESERVA(レゼルバ)は、予約システムでありながらオンライン決済機能が搭載されており、予約と同時に支払いができ、業務の手間の省略につながります。また、受診忘れなどを防止できるリマインドメール機能など内科運営に向けた機能が豊富にあります。

ほかにも、弥生会計オンラインのような青色申告に必要な書類をまとめる会計ソフトや、案件や問い合わせの報告書を管理するkintone(キントーン)など、さまざまな目的に対応したソフトウェアがあるため、機能を比べて利用することが不可欠です。

おさえておきたい経営におけるコツ

コスト管理

コスト管理は、クリニック経営において重要なポイントです。クリニック運営を予算内で回していくために、経営の全体像を把握した上で、必要な出費かどれくらいかを厳密に判断する必要があります。適切にコスト管理ができれば、精神的な余裕が生まれ、支出に対しての冷静な判断が可能になります。

初期投資の回収時期や月々のランニングコストを精査し、そこから明確な事業計画を立てることで、経営破綻の恐れを回避できます。

市場分析

大手のクリニックは、栄えている場所や認知されやすい場所にあることが多く、新たに開業するクリニックの物件は慎重に考える必要があります。また、開業する地域の競合クリニックがどのような施術やサービスを提供しているのか、またその地域の利用者は何を求めているのかを理解することで、効果的な集患を上げることにつながります。

インターネットやSNS、市場調査報告書、直接的な情報収集から、市場規模や市場動向、利用者の課題、ニーズなどを把握します。そして、得た情報を分析することで、自身のクリニックが提供できる価値を模索できます。

ターゲットとコンセプト

続いて重要になるポイントはターゲットとコンセプトです。最新機器の利用で高い効果が期待できる診療内容や子どもを連れて入りやすい設計など、ターゲット層やコンセプトによってクリニックの在り方は様々です。

どのような人にクリニックを利用してほしいのか、ターゲットとコンセプトを明確に定めて経営することで、リピーターの増加や新規利用者の獲得が見込めます。

集患に力を入れる

集患力の向上も欠かせません。集患には、特にSNSやホームページを有効活用することが必要です。クリニック運営では、YouTubeなどでの情報配信などがおすすめです。

YouTubeでクリニックの公式チャンネルを作成して内科に関する情報を配信することで、クリニック自体の信頼度が向上し、クリニックを訪れたいと思う利用者をより獲得できます。概要欄やチャンネルページ内にSNSのリンクや予約サイトなどに繋ぐことができれば、さらにスムーズな集患が可能です。

Instagramで集患する際は、ビジネスアカウントを作成しましょう。自身のアカウントに関する、さまざまなデータを分析することができます。例えば、自分の投稿が表示されたInstagramユーザーの性別や年齢層、地域、フォロワーであるか、リーチ数などから、理想とするターゲット層に、情報が正確に届いているかどうかを判断できます。

また、リール・フィード・ハッシュタグを複合的に利用し、幅広くターゲットに訴えかける投稿を目指すと良いです。投稿する際に、予約フォームなどを掲載することで、興味を持った人がすぐに予約でき、直接売上につなげることが可能です。

>>効果的な内科クリニックの集患に向けた施策とポイントを解説

まとめ

今回は、内科クリニックの開業に必要なリストを紹介しました。多くの人に利用される内科のクリニックは、今後も様々なコンセプトや利用者のニーズを汲んだ開業がされていくことが予測されます。内科クリニックの開業を検討している人はぜひ本記事を参考にしてください。

>>内科クリニックで優秀なスタッフを費用をかけずに採用する方法|ポイント、人材の特徴を解説

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画像引用元:RESERVA公式ホームページ

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