眼科クリニック成功のカギ。今から開業したい人が知っておくべきポイント【後編】

眼科クリニック成功のカギ。今から開業したい人が知っておくべきポイント【後編】

本記事では眼科クリニックをこれから開業しようという人のために、開業前に準備しておきたいものと、経営における重要なポイントを紹介していきます。

>>眼科クリニック成功のカギ。今から開業したい人が知っておくべきポイント【前編】

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開業前に準備しておきたいもの

眼科クリニックの開業に向けて準備するものは、クリニックの診療内容に応じて異なりますが、主に以下のようなものが必要になります。

医療機器・設備

自身のクリニックのコンセプトや診療内容によって、医療機器や設備の値段は大きく変化し、複数台導入するクリニックもあります。検査や診断に利用する視野計や検眼鏡は基本的な機能のものでも数十万円を越え、高機能のものであれば数千万円以上かかります。

その他の検査・診断装置でも比較的値段は高く、購入する際は以下のような点を重点的に考慮するべきです。

・高い費用対効果が期待できる
・一つの機器で多くの機能を搭載している
・安全性が保証されている
・操作がかんたんでミスを誘発しにくい
・メーカー保証やアフターサービスが充実している
・最新技術を導入している
・使用する国や地域の法規制に準拠している

開業当初、機器設備に関しては、機能が優秀なものを最低限必要な分だけ揃えておくことがおすすめです。

初期費用を抑えるために安価な機種を選ぶ際には、性能が低い機種ゆえのトラブルには注意が必要となります。その場合は、経営が安定していくうちに新たに導入していくことが求められます。

施術で使う消耗品・商材

シーツやアイマスク、消毒用アルコール、清掃用品などクリニックでは消耗品を数多く必要となります。眼は非常に繊細な器官であるため、検査や診断で使われる消耗品は、安全性と効果が確認されている商品を使用し、清潔さを維持しなければいけません。

クリニックにおいて清潔感は必須条件であり、品質管理に注意を払うことで、クリニックに対する利用者の満足度や信頼の確保につながります。

また、適切な在庫管理も欠かせない要素です。必要なときに物品がないと利用者に不満を与えてしまい、予約キャンセルの要因にもなりかねません。消耗品の使用状況を常にチェックし、必要に応じて注文しましょう。

ホームページ

ビジネスや事業を始めるにおいて、ホームページを作成することは欠かせません。クリニックに関する具体的な情報や施術成果を掲載したウェブサイトを作成することにより、注目を集め、新規利用者の獲得につなげられます。

最近では無料でホームページを設立できるプラットフォームや補助金制度、さらにはホームページ制作を代行するサービスもあり、資金や知識がない人でもホームページの運用が容易に実現できます。

画像引用元:WordPress公式サイト

WordPress(ワードプレス)は無料で多くのアクセスを獲得できるホームページの作成が可能です。初めてホームページを作成する人にも扱いやすく、世界中で利用されています。

メールアドレス

ビジネス用のメールアドレスは、クリニックに来た問い合わせやビジネス上のやり取りの際に必要になります。フリーメールは費用がかからずかんたんにメールアドレスとして運用できますが、他のクリニックとの差別化、信頼性を高めるために独自のドメインを取得するといった方法もあります。

ソフトウェア

ソフトウェアの導入は、多くの利用者を相手にする場合や少人数で運営する場合に特に有効です。紙での記帳や管理では、毎回の書類作成や書類保管など多くの面で手間がかかります。カルテなども電子化することで大幅に業務の負担を軽減することが可能です。効率化のためのソフトウェアは、サポートや費用、機能など自分のクリニックにあったものを選ぶことが重要なポイントです。

RESERVA(レゼルバ)は、予約システムでありながらオンライン決済機能が搭載されており、同時に予約と支払いを行え、業務の手間の省略につながります。また、レビュー収集機能で利用者満足度を数値で可視化することも実現し、課題や改善点の把握できます。業務効率の改善と、マーケティングの強化に効果的です。

ほかにも、弥生会計オンラインのような青色申告に必要な書類をまとめる会計ソフトや、案件や問い合わせの報告書を管理するkintone(キントーン)など、様々な目的に対応したソフトウェアがあり、機能を比べて利用することが必要不可欠です。

おさえておきたい経営におけるコツ

コスト管理

コスト管理は、クリニック経営において重要なポイントです。クリニック運営を予算内で回していくために、経営の全体像を把握した上で、必要な出費かどれくらいかを厳密に判断する必要があります。適切にコスト管理ができれば、精神的な余裕が生まれ、支出に対しての冷静な判断につながります。

初期投資の回収時期や月々のランニングコストを精査し、そこから明確な事業計画を立てることで、経営破綻の回避が可能です。

>>眼科クリニックで優秀なスタッフを費用をかけずに採用する方法|ポイント、人材の特徴を解説

市場分析

大手のクリニックは、栄えている場所や認知されやすい場所にあることが多く、新たに開業するクリニックの物件は慎重に考える必要があります。また、開業する地域の競合クリニックがどのような施術やサービスを提供しているのか、またその地域の利用者は何を求めているのかを理解することで、集患により効果的です。

インターネットやSNS、市場調査報告書、直接的な情報収集から、市場規模や市場動向、利用者の課題、ニーズを把握できます。得た情報を分析することで、自身のクリニックが提供できる価値を見出すことにつながります。

ターゲットとコンセプト

続いて重要になるポイントはターゲットとコンセプトです。最新機器の利用で高い効果が期待できる診療内容や子どもを連れて入りやすい設計など、ターゲット層やコンセプトによってクリニックの在り方はさまざまです。

どのような人にクリニックを利用してほしいのか、ターゲットとコンセプトを明確に定めて経営することで、リピーターの増加や新規利用者の獲得が見込めます。

集患に力を入れる

集患力の向上も欠かせません。集患力を向上させるためには、特にSNSやホームページを有効活用することが求められます。眼科クリニックの集患には、YouTubeなどでの情報配信などがおすすめです。

クリニックにおける公式のYoutubeチャンネルで、日常で役立つ目に関する情報やクリニックの特徴など、多角的な情報配信を行います。クリニック自体の信頼度が向上し、クリニックを訪れたいと思う利用者の増加につなげられます。また、概要欄やチャンネルページ内にSNSのリンクや予約サイトへの導入を増やせれば、効果的な集患にもつなげられます。

Instagramで集患する際は、自身のアカウントに関する様々なデータを分析することができるビジネスアカウントを作成します。例えば、自身の投稿が表示されたInstagramユーザーの性別や年齢層、地域、リーチ数などから、分析できます。

>>眼科クリニックにおける集患施策の秘訣

まとめ

今回は、眼科クリニックの開業に必要なリストを紹介しました。多くの人に利用される眼科のクリニックは、今後も様々なコンセプトや利用者のニーズを汲んだ開業がされていくことが予測されます。眼科クリニックの開業を検討している人はぜひ本記事を参考にしてください。

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画像引用元:RESERVA公式ホームページ

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