美容クリニック成功のカギ。今から開業したい人が知っておくべきポイント【後編】

美容クリニック成功のカギ。今から開業したい人が知っておくべきポイント【後編】

本記事では美容クリニックをこれから開業しようという人のために、開業前に準備しておきたいものと、経営における重要なポイントを紹介していきます。

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開業前に準備しておきたいもの

準備するものは、クリニックの施術内容に応じて異なりますが、主に以下のようなものが必要になります。

医療機器・設備

自身のクリニックのコンセプトや施術内容によって、医療機器や設備の値段は大きく変化し、中には複数台同じ機器を導入するクリニックもあります。特に人気なシミ取りやシワの改善の施術に利用するレーザーやイオン導入機器は数千万円を越えることが多いです。その他の美容施術でも比較的値段は高く、購入する際は以下のような点を重点的に考慮しましょう。

・施術として高い効果が期待できる
・多くの現場で導入されている
・一つの機器で多くの機能を搭載している
・安全性が保証されている
・操作がかんたんでミスを誘発しにくい
・メーカー保証やアフターサービスが充実している

初期費用を抑えるために安価な機種を選ぶ場合、性能が低い機種が多く、買いなおさなくてはいけない事態に陥りやすいです。そのため、機器設備に関しては、機能が優秀なものを最低限必要な分を揃えて、経営が安定していくうちに新たに導入していくことがおすすめです。

施術で使う消耗品・商材

タオル、シーツ、消毒用アルコール、ガウン、ペーパーショーツ、アフターケア用品、清掃用品など美容クリニックでは消耗品を数多く必要とします。特に施術で使われる消耗品は、安全性と効果が確認されている商品を使用し、清潔さを維持する必要があります。クリニックにおける清潔感は、患者が医院を評価する際の重要な要素であるため、品質管理に注意を払うことで、クリニックに対する利用者の満足度や信頼の確保につながります。

同時に、適切な在庫管理も欠かせません。必要なときに物品がないと利用者に不満を与えてしまい、予約のキャンセルやリピートの停止ということにもなりかねません。消耗品の使用状況を常にチェックし、必要に応じて注文することが大切です。

ホームページ

ビジネス・開業において、ホームページを作成することは欠かせません。クリニックに関する具体的な情報や施術成果を掲載したウェブサイトを作成することにより、注目を集め、新規利用者の獲得につなげることが可能です。最近では無料でホームページを設立できるプラットフォームや補助金制度、さらにはホームページ制作を代行するサービスもあり、資金や知識がない人でもホームページの運用が容易に実現可能です。

画像引用元:WordPress公式サイト

WordPress(ワードプレス)は無料で多くのアクセスを獲得できるホームページを作成できます。初めてホームページを作成する人にも扱いやすく、世界中で利用されています。

メールアドレス

ビジネス用のメールアドレスは、クリニックに来た問い合わせやビジネス上のやり取りの際に必要になります。フリーメールは費用がかからずかんたんにメールアドレスとして運用できますが、他のクリニックとの差別化、信頼性を高めるために独自のドメインを取得するといった方法もあります。

ソフトウェア

ソフトウェアの導入は、多くの利用者を相手にする場合や少人数で運営する場合に特に有効です。紙での記帳や管理では、毎回の書類作成や書類保管など多くの面で手間がかかります。カルテなども電子化することで大幅に業務の負担を軽減します。効率化のためのソフトウェアは、サポートや費用、機能など自分のクリニックにあったものを選ぶとより効果的です。

RESERVA(レゼルバ)は、予約システムでありながらオンライン決済機能が搭載されており、予約と同時に支払いができ、業務の手間の省略につながります。また、レビュー収集機能で利用者満足度を数値で可視化することも可能になり、課題や改善点の把握もできるようになります。

ほかにも、弥生会計オンラインのような青色申告に必要な書類をまとめる会計ソフトや、案件や問い合わせの報告書を管理するkintone(キントーン)など、様々な目的に対応したソフトウェアがあり、利用する際には機能を比べることが不可欠です。

おさえておきたい経営におけるコツ

コスト管理

コスト管理は、美容クリニック経営において重要なポイントです。クリニック運営を予算内で回していくために、全体像を把握した上で、必要な出費かどうかを厳密に判断する必要があります。適切なコスト管理は、精神的な余裕を与え、支出に対しての冷静な判断が可能になります。

初期投資の回収時期や月々のランニングコストを精査し、それらを基に明確な事業計画を立てることで経営破綻の恐れを回避できます。

市場分析

大手のクリニックは、都心や栄えている場所にあることが多く、新たに開業する美容クリニックの物件選びは慎重に考える必要があります。また、自身が開業する地域の競合クリニックがどのような施術やサービスを提供しているのかや、その地域の利用者は何を求めているのかなどを理解することは、効果的に集患するために欠かせない重要な事項です。

インターネットやSNS、市場調査報告書、直接的な情報収集から、市場規模や市場動向、利用者の課題、ニーズを把握します。そして、得た情報を分析することで、自身のクリニックが提供できる価値を模索できます。

ターゲットとコンセプト

続いて重要になるポイントは、ターゲットとコンセプトです。男性向けの施術をメインにしたクリニック、学生が通いやすいプランを用意するクリニック、最新機器をそろえて高く期待できるクリニックなど、ターゲット層やコンセプトによって運営の方針はさまざまです。

どのような人にクリニックを利用してほしいのか、ターゲットとコンセプトを明確に定めて経営することで、リピーター患者の増加や新規利用者の獲得が見込めます。

集患に力を入れる

集患力の向上も欠かせません。集患力を向上させるためには、特にSNSやホームページを有効活用することが必要です。美容クリニックの集患には、Instagramの運用がおすすめです。Instagramでは特に美容やおしゃれに関する投稿が数多く見受けられ、美容に関する情報を得たい人が見る場合が多いからです。

Instagramで集患する際は、ビジネスアカウントを作成します。アカウント内では、集患に役立つさまざまなデータを分析することができます。例えば、自分の投稿が表示されたInstagramユーザーの性別や年齢層、地域、フォロワーであるか、リーチ数などから、理想とするターゲット層に、情報が正確に届いているかどうかを判断できます。

また、リール・フィード・ハッシュタグを複合的に利用することで、幅広くターゲットに訴えかける投稿が目指せます。投稿する際は、予約フォームなどを掲載することで、興味を持った人がすぐに予約でき、直接売上につなげることが可能です。

>>美容クリニック|集患の方法やポイント、施策をくわしく解説!

>>メンズ美容クリニックの集患に使える7つの方法を紹介

まとめ

今回は、美容クリニックの開業に必要なリストを紹介しました。需要の高まる美容クリニック業界では、今後も様々なコンセプトや利用者のニーズを汲んだクリニックが開業されることが予測されます。美容クリニックの開業を検討している方はぜひ本記事を参考にしてください。

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画像引用元:RESERVA公式ホームページ

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